沖縄 前副知事による教員採用試験口利き疑惑から見えてくるもの

先日、沖縄県の前副知事による教員採用試験での口利き疑惑が報道されました。いわゆるコネ採用の一つというわけです。

このブログでも公務員試験についてこんな記事を書きました。

市役所試験にコネは必要?試験合格者の人間関係から見えてくる謎

沖縄のニュースは教員試験の話ですから、採用に関しては市役所試験とはちょっと異なる面があるかもしれません。ですが、この話題が本当であれば、やはりコネはあると考えた方がいいのかもしれませんね。

沖縄県の教員採用試験をめぐり特定の受験者を合格させるよう働きかけたという疑惑を受けて辞任した安慶田前副知事が26日、記者会見し、「働きかけをした事実は一切ない」と述べて、改めて否定しました。そのうえで、働きかけがあったと証言した当時の教育長を名誉毀損の疑いで刑事告訴したことを明らかにしました。

NHKニュース:沖縄 前副知事 疑惑否定し 当時の教育長を刑事告訴

このニュース、前副知事はこのように否定していますが、当時の教育長が受けて立つって姿勢ですし、公務員をやっていた私の感覚からすれば、十分働きかけがあったと感じてもおかしく無いですよ。なんだかセクハラは受けた側がどう感じたかで問題になるような構図に似てますね。

おそらく教育委員会には受験生についての問い合わせなどは、これまでも他にも色々あったのでは無いかと思います。それでも問題にならなかったわけですが、今回に限っては内部告発があった。それまでの慣例とは違うほどの強い働きかけがあったと考えるのが自然のように思えます。

仮にこの前副知事の言い分が正しいとしても、恫喝や人事介入とまでと捉えられるような行動って一体なんなのだろうと思ったりもするわけです。

ただ、沖縄ということで、色々他の力学も働いているのかもしれませんけどね。現在の政治的なニュースや政治的な対立を見ればきな臭いものを感じてしまいますよ。

どうあれ、結果的に人事介入になってしまったのは確かです。口利きが効いてる現象が起きたわけです。それが今日まで問題にならなかったのですから、問題になるような採用方法というものが現実にあるということでもあるわけです。

公務員採用も同様に、アンフェアに思える力が働いていることもあると考えるのは自然な流れだと思いますね。

もちろん、試験勉強はしっかりやっておくべきです。と同時に、口利きというわけではなくとも、なんらかの話を誰かに通しておくのはやはり保険としてアリなのだと思います。

そりゃ、ボーダーラインに乗ってる人のどちらを採るかとなると、効果はあるとみた方がいいですよね。箸にも棒にもかからないような学力試験の結果では問題外であるのは確かですが。

このニュース、コネ採用の裏側を感じる話題だったと思います。でも、ここまで問題になるような介入は、行われていないだろうとは思いますけどね。

ただ、コネって採用時よりも、その後の昇進や人事異動の時の方がその人の人生に効いて来ると私個人としては感じています。そっちの方がどうにもでもなるでしょうから。