有権者だけでなく選挙事務にとっても支持政党なしという政党名は嫌なのでは?

ここ数年、選挙になるといつもちょっとだけ話題になるのが「支持政党なし」という政党名です。比例区の選挙で投票先として出てくるわけです。この政党名、なんで許可されたのかわかりませんが、元公務員として感じるのは、変えて欲しいだろうなということです。

選挙で紛らわしい政党名

こんなツイートも見かけますね。

このように投票用紙に書く人は結構いる

公務員時代に選挙事務の開票作業をして感じたことを述べておきましょう。この「支持政党なし」という政党が登場する前の経験ですが、開票作業をしていると、「なし」とか「支持なし」とか書いている投票用紙ってそこそこあるんですよね。もちろん少数ではありますけど、開票作業をしてしっかり記憶に残るくらいはそういう投票はあるのです。

投票においては、政党名は略称で書いてもいいわけですが、投票所の記載台に掲示された略称は「支持なし」なんですよね。これ、絶対に間違って書く人は多いと思います。

わかって書いてるならいいのですが、この政党名が出てくる前に「支持なし」という投票用紙をたくさんみたことある人間としては、この政党を支持しているわけでも無いのに、つまり白票と同じ意味で投票しているのに、この政党にカウントされる可能性が大いにあって、選挙の目的が達成されないと感じます。

それに、「なし」と書く人もいるわけで、これは一体どういう扱いになるのか、辞めてしまった今となってはわかりませんが、疑問票として審議されて「支持政党なし」という政党にカウントされる可能性はあるのです。

これはちょっと問題でしょう。確か、以前の選挙でのニュースでそういう取り扱いになったというような話があったと思います。

有権者にとっても混乱するわけですが、選挙の開票事務をする職員にとっても面倒な訳です。今までは疑問票とか白票にポンポン分類してしまえばよかったのですが、この投票用紙をみた時にどう分類するのか迷う人も多いはずです。疑問票としての判断も困るのでは無いでしょうか。まあ、あらかじめどうするかという取り扱いは選挙管理委員会は決めているのかもしれませんけどね。

投票の意図が反映されているのだろうか?

ただ、有権者の意思が正確に反映されているのかどうかを考えた時に、甚だ疑問が残ります。

この政党側もそのあたりをキチンと考えて、政党名をつけるべきだったと思うのですが、狙いは最初からこの疑問票の獲得なのでしょうけどね。選挙という制度を混乱させるものはできるだけ排除すべきだと思うのですけども。民主主義をキチンと機能させるには大切なことです。

まあ、比例代表という選挙制度を無くせばいいだけなのかもしれませんけどね。

小選挙区一本にすればいいのですよ。そもそも政権交代を実現するために小選挙区制を導入したわけですから、振り子が振れるのは仕方ないと思います。それを選挙ごとに選んでいく訳ですからね。